組み込み機器としての利用を見据えて、最小構成でインストールしてみる。母艦はMac。
やりたいこと
- イメージファイルを取得。公式サイトからRaspbian Buster Liteを選択。
- bittorrent面倒くさそうだからzipダウンロードでいいかな、と思ったなら俺と一緒。実際には本家BittorrentサイトでWeb版のダウンロードツールをインストールしてしまったほうが100倍早い。多分100倍は誇張じゃない。
- SDカードをPCに接続。
- コマンドラインからSDカードのディスクリプタを特定。
- sudo diskutil list
- コマンドラインからSDカードをアンマウント
- sudo diskutil unmountDisk /dev/diskX
- コマンドラインからSDにイメージファイルを書き込み
- sudo dd bs=1m if=<image_path> of=/dev/rdiskX conv=sync
- 上の’r’重要。rdisk使うと5倍位書き込みのスピード変わる。
- コマンド実行後しばらく戻ってこないけれど、不安になったら Ctrl + T を押すと「今このくらい書き込んだよ!」的なメッセージがターミナルに表示されて安心できる。
- sudo dd bs=1m if=<image_path> of=/dev/rdiskX conv=sync
- コマンドラインからSDをイジェクトしてファイナライズ
- sudo diskutil eject /dev/diskX
SDカードを raspi w zero に挿入して再起動したら、キーボードとモニタを接続してコマンドラインログインしてください。キーボードもモニタもねえぞ、って人は、下記を行ってSSHとWiFi接続を有効にします。Macの人、Finderから見ようとしても見られません。コンソール使ってね。
- touch /Volumes/boot/ssh
- 以下の内容で /Volumes/boot/wpa_supplicant.conf を作成
country=JP
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
key_mgmt=WPA-PSK
ssid="アクセスポイント名"
psk="パスワード"
}
Raspbian の公式バイナリの初期ユーザーは pi 、初期パスワードは raspberry です。
ログイン後、sudo raspi-config を叩いてネット接続とパスワード設定などを行います。上で作った平文パスワード入りのwpa_supplicant.confは削除しておこうね。
SSHの際にDHCPだとめんどくさいので固定IPにします。
sudo vi /etc/dhcpcd.conf
でconfファイルを開いたら、static ipで検索するとコメントアウトされたサンプル行があるのでそれを参考に自分の設定をコピペ。
公開鍵でアクセスを制御することでセキュリティを高めたいと思います。
SSHしたいPCから ssh-copy-id <uid>@<raspi_host> でラズパイ側のauthorized_keysにPCのデフォルト公開鍵 (~/.ssh/id_rsa.pub) を登録します。
登録完了後、SSHログインできることが確認できたら /etc/ssh/sshd_config の PasswordAuthentication 設定を “no” に設定してパスワードログインを禁止しておきましょう。