まず背景として、私はMacのOSをアップグレードすると色々困ることが多すぎるので、現行 Catalina ちゃんの上で動作する XCode の最新版 12.3 に DeviceSupport Files を加えながらだましだまし開発をしています。
数カ月ぶりにXCode開いて、「さあ開発の続きでもやろうかね」と、ローカルが最新だってこと確認して、実行してみたらね、色々エラーが出たんだね。何ならApple Developerのサブスクリプションすら切れてたことに気づかなかったくらいに放置プレーしていたんだね。証明書の有効期限が切れてたり、private keyが行方不明だったり。そのあたりごちゃごちゃやってたので、上のエラーが出て「インストールできません」ってエラーが発生したときには「ああ、やらかしちゃったんだな」と、証明書関連をApple Store Connect の設定やらApple Developer -> Account の設定やら XCode の Preference やら Key Chain やらと風邪の熱で浮いた頭で3時間近く間違い探ししてたんだけどね。
念のため、と、別のiOS実機をつないでみたら、普通にインストールして普通に実行できたのさ。
で、もしかして、と “XCode The code signature version is no longer supported iOS15” でぐぐったら出てきたのが下の記事。
An app signed with a codesign version provided on an older macOS, like Catalina (10.15) will not run on iOS 15 because the lastest version you can install is Xcode 12.4.
解決策ですが、そこに書かれている通り XCode のプロジェクトの Build Settings を開いて、Signing 以下の Other Code Signing Flags 以下 (この項目自体が表示されなかったら設定項目表示を「All」にしてみてね) に “–generate-entitlement-der”を追加。これでiOS15上でも実行できるようになるよ。んん?変わらないけど?って人、一応 XCode 再起動してみてね。

くっそ。俺の3時間を返せ。